2010年10月5日火曜日

記録的猛暑で食中毒は増えたか?

 先日、大阪府の食中毒発生状況(速報)が更新されましたので私のアーカイブに「記録的猛暑で食中毒は増えたか?」と題して現時点でのこの夏の状況をまとめてみました。
 食中毒の発生は「平均気温」や「熱帯夜」の日数だけでは決まらないというのが結論で、その時代状況というか公衆衛生上の食品衛生を巡る大きな流れにも左右されるようです。

 
 上のグラフは平成20年1月から平成22年8月までの大阪府における月別発生件数のグラフです。
このグラフからは、今年は発生件数が少なかったように見えますが、大阪府のみのデータでは事件数も少なく、平成22年8月が例年に比べ食中毒の発生が多かったとか少なかったとは言えないようです。
 そこで、厚労省の食中毒統計などを利用し、次の資料を作成し「食品衛生なんでも相談室」のアーカイブにアップしました。
 「資料23 記録的猛暑で食中毒は増えたか?」
   http://www.shokuei.sakura.ne.jp/archive/mousyo_2010.html

 上記資料には、平成13年から平成21年までの大阪市の平均気温と同時期に全国で発生した食中毒の発生件数を併せたグラフも作成しています。このグラフからは興味深い傾向がみられますが、この謎解きのための、原因別発生状況のグラフも併せてお示ししています。

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