2010年11月15日月曜日

ノロウイルス 遺伝子型 GII/2 の台頭かGⅡ/4型の変異株の登場か?

 本格的なノロウイルスのシーズンを迎え全国各地で発生情報をみるがいまのところ、昨年同様の発生状況のようであるが油断できない状況であることは間違いない。

 2006年末から爆発的な流行を見せた、GⅡ/4 2006b変異型はその勢いを弱めているようで、 GⅡ/2 へと主役が交代するかに見えたがGⅡ/4が巻き返しをはかっているようでもある。

病原微生物検出情報から次のようなグラフを作ってみた。

  
病原微生物検出情報:2010/11/11作成より
   詳しくは私のArchiveにいれてある。
ノロウイルス集団発生月別報告数 2005年9月~2010年3月

ノロウイルスには多数の遺伝子型がある。感染性胃腸炎患者さんの検体は各地の衛生研究所で検査され感染症情報センターに集められている。
参考までに大阪府立公衆衛生研究所での「大阪府全域におけるノロウイルス流行調査」で研究されているデータ表の一部を次に引用する。遺伝子型GⅡの複数の型が事件に係わっていることが分かる。

◆病原体詳細情報

検出病原体1月2月3月4月5月6月7月8月9月合計
Rotavirus group A13113020500070
Norovirus genogroup I0250000007
Norovirus genogroup II31242011126200106
 Norovirus GII NT1330110009
 Norovirus GII/10100000001
 Norovirus GII/266510000018
 Norovirus GII/31311002008
 Norovirus GII/42296910500061
 Norovirus GII/70010000001
 Norovirus GII/120100000001
 Norovirus GII/130020100003
 Norovirus GII/141120000004
 感染性胃腸炎患者さんから検出されたウイルスの検出情報(抄)
 (2010年11月15日) 

文献:
「大阪府全域におけるノロウイルス流行調査」研究
田村務(新潟県保健環境科学研究所ウイルス科)
  食中毒の原因とその検査法について Ⅱ ノロウイルスによる胃腸炎の流行とウイルスの変異

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