食中毒のカンピロバクターは長めに下痢をしておしまいというくらいのたいしたことはない病気でしょうが、引き続き起こる可能性のあるギラン・バレー症候群は腸管出血性大腸菌と同じように重大なもので、命は落とさないまでも、長期にわたる病気になる可能性があります。
ギラン・バレー症候群は色んな原因で発症するようですが、カンピロバクター食中毒患者の1,000人に一人くらいの割合で(と聞いたようにおもいます)発症すると言われている自己免疫疾患です。詳しくは難病情報センターのHPをごらんください。
http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/020.htm
私の長い食監生活でも、2例しか知りませんが実際にはもっと身の回りで発生しているのではと思います。
一例は、焼鳥屋での食事歴、もう一例はささみのお寿司の食事歴のある下痢症患者です。下痢までの潜伏時間からカンピロバクター食中毒と考えられます。
ただ、大人の下痢患者は受診しないケースも多いし、検便でカンピロバクターの検査をするところもまれだとおもいます。長引く下痢の場合は、抗生物質が投与されており、菌を検出できないケースもあります。
参考までに、
― 闘病記 体験記 情報集 の HP ―
[ギラン・バレー症候群の ひ ろば]が目に付きましたのでURLを紹介します。
http://homepage3.nifty.com/ikasarete/
2017/03/11 追補
ギラン・バレー症候群のひろば のurlが変更になっています。
http://rayofhope-link-gbshiroba.blogspot.jp/