2014年2月7日金曜日

サバの美味しい季節 寄生虫(アニサキス)にご用心

 内視鏡の発達などで以前は原因不明だった食中毒がアニサキスが原因と特定できるようになったこともあり保健所へ食中毒として届けられる事例が増えています。
 原因食品となりがちなのはサバやサンマの刺身や寿司、鯖のキズシです。
これから寒鯖のシーズン。冷凍や加熱すれば安全なのですが、生で食べるときは次のことに注意しましょう。
○ 鮮度が落ちるとアニサキスは筋肉中にもぐりこみます。
  内臓を早めに取り除き、幼虫がいないか目でよく確認する。
○ 刺身などもよく噛(か)んで食べる。アジのたたきのように小さく切る。
○ 魚をマイナス20度以下で24時間以上冷凍する。




「食品衛生なんでも相談室」

2014年1月24日金曜日

平成25年もノロウイルスが猛威をふるう。

 平成26年1月17日に報道された、浜松市の学校給食パンによるノロウイルス食中毒事件以後、相次いでノロウイルス食中毒の報道されている。
 平成25年末までは、ノロウイルス食中毒が例年以上に発生している感覚が無かったが、年末あたりから様子が変わったのだろうか?もう少し様子を見る必要がある。
 下に平成25年の食中毒発生状況を図示した。図からも分かるようにノロウイルスが件数、事件数とも圧倒的に多いことが分かる。
 図は平成26年1月21日現在のデータなのでノロウイルスは年末発生分の追加報告が見込まれ、件数・患者数ともこのグラフより増えると思われる。


ノロウイルス食中毒 患者数の推移